伊万里陶苑
1968年、伊万里焼の伝統技術を守り、高品質な製品を生み出すことを目指し、京都出身の陶工・澤田痴陶人を招聘し、優れた技術力と才能を持つ職人たちが伊万里陶苑に集まりました。1993年4月大川內山にショールームを開設。偶然伊万里陶苑に訪れた大英博物館副館長が痴陶人の作品に感銘を受け、1997年5月大英博物館にて日本人陶芸家として初の個展を開催しました。 職人たちは創業当時の作風を守るために、 痴陶人からの教えを守りながら、新しい器作りへの挑戦を続けています。
伊万里陶苑の焼き物特徴
伊万里陶苑は、土作りから焼成までを自社制作で行っております。私たちのモットーは、良い原料を使うこと・優れた道具を使うことです。
・陶土について
土にはランクがあります。私たちが使用する陶土は、不純物の少ない天草陶石100%です。凛とした透明感のある白さが特徴です。天草陶石に山砂を混ぜたオリジナルの陶土も使用します。高温で焼かれた磁器ですが、陶器のような素朴な温もりを感じさせます。
・削りについて
形が出来上がると、器の側面・底面にカンナで削りを入れます。使用するカンナは、職人たちの図案に基づいた特注品を使いますが、柔らかい陶土の全面を削る作業は、長年の経験を必要とします。カンナを施すことで、他にはないオリジナリティが生まれます。
・絵の具について
釉薬・下絵の具・上絵の具いずれも自社開発のオリジナルです。時代の流れの中で、手に入らない原料も出てきました。その度にテスト焼きを繰り返し、本来の伊万里陶苑の風合いを損なわない絵の具の開発に取り組んでいます。特に、上絵の具に使用する金は、陶磁器用ではなく、仏壇などに使用される本金を使用しています。水彩画のように濃淡をつける事ができます。良い原料にこだわった痴陶人からの教えです。
遊鯉紋シリーズ
最高級の天草陶石だけを使用しております。形を作った後、カンナで器の全面を削り整えます。 それから、特注の筆を使い、オリジナルの絵の具で丁寧に絵柄を描いていきます。1300度の高温で24時間以上焼成する白磁は、高貴で凛とした風格です。荒波にもまれながら力強く泳ぐ鯉の姿には、根源的なエネルギーを高めていくようなパワーを感じます。
商品詳細
遊鯉紋陶箱(中) | W12×D12×H6.8cm/778g/磁器 |
遊鯉紋陶箱(大) | W15.3×D15.3×H7.8cm/1480g/磁器 |
遊鯉紋長角蓋物 | W7.7×D11.2×H6.0cm/391g/磁器 |
遊鯉紋八角銘々皿 | W12.8×D12.8× H2.2/172g/磁器 |
遊鯉紋八角盛皿 | W22.5×D22.5× H3.5/747g/磁器 |
遊鯉紋コンポート | W18×D18× H8.5/509g/磁器 |
遊鯉紋18㎝皿 | W18.2 ×D18.2× H2.8 /290g/磁器 |
遊鯉紋23㎝皿 | W23.4 ×D23.4× H3.2 / 575g/磁器 |
遊鯉紋大皿 | W34.5 ×D34.5× H2.8 /1700g/磁器 |
染付松絵シリーズ
染付松絵シリーズのオリジナルの呉須は、癡陶人が考案した色見本に基づいて作成されています。強弱のある松の幹などの線描きは、癡陶人独特の筆の使い方によるものです。絞りだみ仕上げは、だみ筆に呉須を染み込ませながら絞り出し、筆を持たない手で器を傾けながらだみを行った後、溜まった呉須を筆で吸い取ります。熟練した職人の感覚によって微調整を行い、濃淡を調節します。
商品詳細
染付松絵陶箱(中) | W12×D12×H6.8cm/778g/磁器 |
染付松絵陶箱(大) | W15.3×D15.3×H7.8cm/1480g/磁器 |
染付松絵長角蓋物 | W7.7×D11.2×H6.0cm/391g/磁器 |
染付松絵八角銘々皿 | W12.8×D12.8× H2.2/172g/磁器 |
染付松絵八角盛皿 | W22.5×D22.5× H3.5/747g/磁器 |
染付松絵コンポート | W18×D18× H8.5/509g/磁器 |
染付松絵18㎝皿 | W18.2 ×D18.2× H2.8 /290g/磁器 |
染付松絵23㎝皿 | W23.4 ×D23.4× H3.2 / 575g/磁器 |
三島シリーズ
「三島」シリーズは、グッドデザイン賞を佐賀県で初めて受賞しました。ラインアップは急須、湯呑み、皿、鉢など日常使いのテーブルウェアで、手になじみやすく使い勝手も抜群。シンプルなデザインは、どのような料理にでも、インテリアにも合わせやすいのが魅力です。伊万里焼の伝統と現代的な感覚が見事に融合した芸術品ともいえる三島シリーズは、食卓に上質な彩りを添えてくれます。
商品詳細
三島16cmボール | W16×D16×H6.5cm/540g/磁器 |
三島和皿 | W18.5×D18.5×H3cm/305g/磁器 |
三島銘々皿 | W13×D13×H2.5cm/212g磁器 |
小煎茶シリーズ
伊万里陶苑の湯飲みは、一般的な湯飲みよりも小ぶりなサイズです。そのため、丈夫で手に持ちやすく、口当たりの良い仕上がりとなっております。伊万里焼の伝統的な土に現代の技術を取り入れて、オリジナルの土を開発。この土は吸水性と耐久性に優れており、お茶やお酒の風味をしっかりと引き出すことができます。また、釉薬のノリが良く、美しい色合いを実現しています。
商品詳細
小煎茶 | W6×D6×H6cm/120g/磁器 |
鶴太郎工房シリーズ
片岡鶴太郎は、東京生まれの俳優・画家・書家・ヨガマスター ヨガインストラクター(インド政府公認)。 マルチな才能を持つ片岡鶴太郎は、伊万里陶苑の初代デザイナー「痴陶人」に魅了され、 伊万里陶苑にて多くの伊万里焼の作品をつくりました。その作品の中から選ばれた鶴太郎工房の商品は、片岡鶴太郎公式商品として、多くの方々にごあいよういただいております。
商品詳細
マグカップ | W7.5×D7.5×H9.5cm/202g/磁器 |
ロックグラス | W9.5 ×D9.5× H8 /234g/磁器 |
Philosophy
会社概要
社名 | 株式会社伊万里陶苑 /IMARI TOEN CO., LTD. |
住所 | 〒848-0026佐賀県伊萬里市大川內町丙1212-1 |
contact@imaritouen.co.jp | |
HP | https://www.imaritouen.co.jp/ |
受賞歴
1981年 グッドデザイン賞受賞
1983年 ニック展入賞
1990年 日本クラフト展入賞
1990年 九州クラフト展入賞
1991年 高岡クラフト展入賞
1992年 京都クラフト展入賞
1992年 九州山口陶磁展 通産大臣賞(第一席)
1992年 長崎陶磁器展 第一席受賞
1993年 長崎陶磁器展 知事賞受賞
1994年 佐賀県デザイン展大賞受賞
1995年 九谷国際展入賞
1995年 美濃国際陶磁展入賞